岡山県・香川県のこだわり生産者さん

冬でも高糖度で高品質の桃を消費者のもとへ届けたい。

吉備路もも出荷組合
組合長 板敷隆史さん 美紀さん

吉備路もも出荷組合 組合長 板敷隆史さん 美紀さん
2021年7月7日

木全体に美味しい桃が実るように、一つずつ向き合う

木全体に美味しい桃が実るように、一つずつ向き合う

岡山県南西部に位置する温暖少雨な総社市は、県内有数の桃の産地です。市内の吉備路地区で桃を育てているのが、板敷隆史さん、美紀さんご夫妻。

元々、兵庫県で造園関係の仕事をしていた板敷さん。自然の中でゆっくりと過ごしたいという思いから就農相談会を訪れ、総社市が桃の産地だと知り、移住を決めました。2年の研修を経て、今年で就農19年目。板敷さんは現在、1haの畑で10品種の桃を手掛けています。

木全体に美味しい桃が実るように、一つずつ向き合う

桃は繊細な果実で、品種や実のなる場所によって栽培方法が異なります。特に、袋掛けは大事な作業の一つです。袋の中に葉が入り込まないように果実だけを包むことで、病害虫を防ぐほか、果実の表面を日差しから保護し、傷や裂果を防ぎます。こうした丁寧な袋掛栽培により、岡山の桃の特徴である白い果皮やなめらかな口当たりと甘みが生み出されています。

板敷さんは、どの場所に実っていても美味しい桃ができるように、裂果しやすい枝先の実や生理的落果しやすい品種などによって掛け袋の枚数を調整し、一つひとつの桃と向き合いながら日々作業に励んでいます。

冬まで高品質で信頼できる桃を届けるために

冬まで高品質で信頼できる桃を届けるために

板敷さんは2019年から約100人の生産者が集う吉備路もも出荷組合の組合長を務めています。
桃のシーズンは、6月下旬から9月中旬と短いもの。同組合では、6月中旬から出荷される「日川白鳳」や「清水白桃」などに加え、できるだけ長く楽しみたいという消費者のニーズに合わせて、季節外れの冬に成熟する「冬桃がたり」を手掛けています。

冬桃がたりは、小ぶりながら糖度が高くなめらかな肉質が特徴で、組合として出荷しているのは、同組合だけです。こうして長期間にわたる出荷を実現しながら、光センサー選果機による糖度チェックや色・形などの選果基準をクリアした品質の高い美味しい桃が、消費者の元に届けられます。

また、同組合では、生産の様子をInstagramやFacebookで発信しています。繊細で上品な桃が出来上がるストーリーを楽しみながら、ぜひ実際に味わってみてください。

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